【2026年ファーム総括】巨人2軍の1年を振り返る|又木鉄平・皆川岳飛らの活躍と他球団の注目選手
2026年のファーム公式戦が終了しました。巨人2軍の1年を中心に、ファームで結果を残した選手、すでに1軍の戦力につながった若手、来季以降も追いかけたい選手を振り返ります。
2026年のファーム公式戦がすべて終了しました。
今年からファームは東・中・西の3地区制となり、これまでとは少し違う形でシーズンが進みました。
今回はその中から、巨人2軍を中心に2026年のファームを振り返ります。
年間を通して結果を残した選手、1軍でも姿を見る機会が増えた選手、そして来季以降にさらに楽しみになった選手まで、印象に残った名前をまとめました。
また、巨人以外からも「今後1軍で見る機会が増えそう」と感じた若手を何人か取り上げています。
2026年ファーム公式戦の最終成績については、Player Lensの「ファーム成績」ページにもまとめています。
2026年の巨人2軍を振り返って
巨人2軍は2026年、中地区で75勝47敗2分、勝率.615の2位でシーズンを終えました。
数字を見てまず目立つのは、チームとしてしっかり勝ちながら、多くの若手が実戦経験を積めたことです。
本塁打は中地区トップの80本。盗塁も174と非常に多く、長打だけではなく足を使える選手も多く出てきました。
投手陣もチーム防御率2.74と安定。20度の完封勝ちがあり、年間を通して投手力がチームの土台になっていました。
その中で、1軍を経験した選手もいれば、まだファーム中心ながら来季以降が楽しみになった選手もいます。
「2軍で勝った」という結果だけでなく、その中から1軍につながりそうな選手が何人も見えたことが、2026年の大きな収穫だったと思います。
投手で最も目立った又木鉄平
投手で一番目立ったのは、又木鉄平です。
2026年のファームでは18試合に登板し、9勝4敗、防御率1.82。
103回2/3を投げて86奪三振、23四球と、先発として安定した数字を残しました。
100イニングを超えて防御率1点台というだけでも、年間を通して継続して結果を残したことが分かります。
1軍でも登板機会はありましたが、2026年のファーム成績を見る限り、来季はさらに1軍先発争いへ食い込んでほしい投手です。
巨人は若い先発候補が増えてきていますが、左投手という点も含めて又木がどこまで1軍で存在感を出せるか楽しみです。
来季以降も追いかけたい園田純規
又木とは少し違う意味で気になったのが園田純規です。
14試合に登板し、76回1/3を投げて5勝5敗、防御率3.66。
この数字の中でも特に目につくのが、与四球11という少なさです。
若い投手は球威や奪三振数に目が行きやすいですが、これだけのイニングを投げながら四球を抑えられているのは魅力です。
すぐに1軍ローテーションへ、という段階ではなくても、数年後を含めて継続して見ていきたい投手の一人になりました。
ほかにも田和廉など、短いイニングながら三振を取れて四球の少ない投手も出てきています。
又木のように1軍争いへ近づいている投手と、その後ろから伸びてくる若手投手の両方がいるのは、ファームを見る楽しみの一つです。
野手では皆川岳飛が大きな収穫
野手で特に印象に残ったのは皆川岳飛です。
84試合に出場し、打率.297、出塁率.388、15盗塁。
大卒ルーキー1年目ながら、打つだけではなく出塁と走塁でも結果を残しました。
個人的には、この「打てる・塁に出られる・走れる」というバランスの良さがかなり魅力的でした。
1軍も経験しており、2027年は外野の一角を争う選手としてさらに見る機会が増えても不思議ではありません。
ファームで年間を通して結果を残したという点まで含めて、2026年の巨人2軍野手MVPを一人選ぶなら皆川を挙げたいです。
浅野翔吾と石塚裕惺は「2軍の次」へ
浅野翔吾は62試合で打率.322、6本塁打、33打点。
出塁率.398、長打率.514と、ファームでは非常に高い数字を残しました。
もう「2軍で打てるか」を見る選手というより、1軍でどこまで継続して打席をもらい、結果を残していけるかを見る段階に入ってきたように思います。
石塚裕惺も同様です。
31試合で打率.319、4本塁打、18打点。出塁率.427、長打率.484と、こちらも高水準でした。
まだ20歳ということを考えると、これから先の伸びしろもかなりあります。
2026年は1軍での出場も増えましたが、ファームでこれだけ打てているのであれば、来季はさらに1軍で見る機会が増えてほしいところです。
浅野と石塚については、ファームでの成績そのものよりも「この先1軍でどうなるか」を見たい選手になりました。
平山功太、笹原操希らは1軍でも存在感
2026年は、ファームで結果を残した若手が、そのまま1軍の戦力につながったことも大きかったです。
ティマは78試合で打率.269、10本塁打、46打点。
長打力という分かりやすい武器があり、支配下登録後には1軍も経験しました。
まだ若く、右の長距離砲としてこれからどこまで伸びるか楽しみです。
平山功太はファームで34試合に出場し、打率.283、3本塁打、10盗塁。
4月に育成から支配下登録を勝ち取り、1軍では40試合に出場しました。途中で故障による離脱もありましたが、復帰後も1軍に戻り、外野の競争にしっかり入った1年だったと思います。
笹原操希もファームでは19試合ながら打率.298、出塁率.400を記録し、6月に支配下登録。1軍では45試合に出場し、2本塁打、15打点を残しました。
小濱佑斗はファームで56試合に出場して19盗塁。1軍でも31試合に出場していましたが、8月25日のヤクルト戦で走塁中に左肩を脱臼し、そこから離脱となりました。故障がなければ、そのままシーズン終盤まで1軍で役割を担っていた可能性も十分あった選手だと思います。
宇都宮葵星も開幕前に支配下登録を勝ち取り、1軍で6試合に出場。4月21日の中日戦で走塁中に左膝を痛め、左膝後十字靱帯損傷で長期離脱となりました。こちらも故障がなければ、1軍でさらに出場機会を増やしていた可能性があっただけに、来季あらためて注目したい選手です。
この4人については、「いつか1軍へ上がってくる選手」というより、すでに2026年の1軍で出場機会をつかみ、競争に加わった選手たちです。
ファームでの数字を見ると、その1軍での活躍につながる土台がしっかり作られていたことが分かります。
他球団で一番気になったのは西武・横田蒼和
巨人以外で一番気になった若手を一人挙げるなら、西武の横田蒼和です。
高卒1年目の18歳ながら90試合に出場し、打率.310。
98安打、18二塁打、5本塁打、52打点と、1年目とは思えない数字を残しました。
中地区の首位打者になったというのも大きいですが、18歳でこれだけ打席に立ち、結果まで残したこと自体がかなり印象的です。
すぐに1軍で大活躍するかどうかではなく、数年後を含めて継続して追いかけてみたい選手です。
西武は仲三優太、杉山遙希も面白い
西武では横田だけではありません。
仲三優太は20本塁打、67打点。
長打力という明確な武器があり、ファームではかなり目立つ存在でした。
1軍ではまだ結果を残しきれていませんが、2軍でこれだけ打てているのであれば、次は1軍への適応が楽しみです。
投手では杉山遙希。
18試合で11勝5敗、防御率2.24。
104回1/3を投げており、若い左腕として来季以降に1軍で見る機会が増えそうな一人です。
西武は横田、仲三、杉山と、投打ともに楽しみな若手が目につきました。
ほかにも1軍で見てみたい若手
DeNAでは小田康一郎。
103試合に出場して打率.280、5本塁打、54打点、18盗塁、出塁率.386。
複数ポジションを守れることも含めて、1軍で使いやすいタイプに見えます。
日本ハムではエドポロ ケイン。
85試合で17本塁打。
打率だけを見るとまだ伸びしろはありますが、長打力はかなり魅力的です。
中日では森駿太。
打率はまだ高くありませんが、19歳で88試合に出場し9本塁打。
高卒2年目の内野手としては、長打力を含めて今後が楽しみです。
オリックスでは内藤鵬。
97試合で11本塁打、53打点。
こちらも若い右の長距離砲として、1軍でどこまで打てるかを見てみたい選手です。
広島では左腕の佐藤柳之介。
113回を投げて100奪三振。
勝敗だけではなく、これだけのイニングを投げながら三振を取っていることが目につきます。
他球団にも、来季以降に1軍で名前を見る機会が増えそうな選手が多くいました。
2026年の巨人ファームMVPを選ぶなら
最後に、個人的な2026年の巨人ファームMVPを選びます。
野手MVP:皆川岳飛
新人1年目から打率.297、出塁率.388、15盗塁。
打撃、出塁、走塁とバランス良く結果を残し、1軍も経験しました。
来季の外野争いまで含めて、かなり楽しみな1年だったと思います。
投手MVP:又木鉄平
103回2/3を投げ、防御率1.82。
年間を通して先発として安定して投げたことを評価したいです。
2027年はファームでの結果を1軍につなげられるかに注目します。
今後一番追いかけたい選手:園田純規
MVPとは別に、一番長い目で追いかけたい選手として園田を挙げます。
76回1/3を投げながら与四球11。
まだこれからの投手ですが、この安定感が今後どう成長していくのか楽しみです。
2027年に見たい3つ
2026年のファームを見終えて、来季に特に見たいことは3つあります。
1つ目は、又木鉄平が1軍の先発争いにどこまで入れるか。
2つ目は、浅野翔吾、石塚裕惺、皆川岳飛が1軍でどこまで打席を増やせるか。
3つ目は、園田純規をはじめ、その次の世代がどこまで伸びるかです。
さらに他球団では、西武の横田蒼和や仲三優太、日本ハムのエドポロ ケインなど、2026年にファームで目立った選手を1軍で見る機会も楽しみにしています。
ファームは1軍とはまた違い、「今の成績」だけではなく、その先にどんな選手になっていくのかを見る楽しさがあります。
今年結果を残した選手たちが、2027年にどれだけ1軍へつながっていくのか。
来季もその変化を見ていきたいです。
2026年ファーム最終成績はPlayer Lensで確認できます
今回取り上げた選手以外にも、2026年のファームでは多くの選手が結果を残しました。
Player Lensでは、2026年ファーム公式戦の最終成績をもとに、野手成績、投手成績、独自スコアによるランキング、地区別順位を確認できます。
気になった選手を探したいときや、この記事で取り上げなかった選手の数字を見たいときに使ってみてください。
次カードで見たい3つ
- 1.2027年の先発争い又木鉄平が1軍の先発争いにどこまで入れるか
- 2.若手野手で見たいこと浅野翔吾、石塚裕惺、皆川岳飛が1軍でどこまで打席を増やせるか
- 3.ファームで追いかけたいこと園田純規をはじめ、その次の世代がどこまで伸びるか
Player Lensでデータを見る
観戦メモで気になった選手やチームの状態は、Player Lensの球団別ページや直近成績から見返せます。
※ Player Lensはこのサイト内のデータページです。
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