9月についての観戦メモ

【9月総括】巨人13勝8敗、首位に迫った1か月|野手MVP・投手MVP・全体MVP

9月の巨人は13勝8敗。首位とゲーム差なしまで迫り、泉口友汰、竹丸和幸をはじめ多くの選手が存在感を見せた1か月でした。9月の活躍を振り返り、野手MVP・投手MVP・全体MVPを選びます。

9月を振り返って最初に残ったこと

9月を見終えて一番強く残ったのは、シーズン終盤でもチーム全体がしっかり勝ち星を積み重ねたことだった。

巨人の9月は21試合で13勝8敗。

77得点、53失点で、得失点差はプラス24だった。

特に東京ドームでは強かった。

9月の東京ドームで行われた9試合は8勝1敗。

9月12日の阪神戦を1-0で勝利し、その後も18日から20日まで中日、中日、ヤクルトに3連勝。19日の中日戦では14-1と打線がつながり、この試合を終えた時点で首位とゲーム差なしまで迫った。

9月27日のヤクルト戦も11-0。

そして29日の広島戦を3-1で勝利し、9月最後は連勝で締めた。

シーズン終盤になってから13勝を積み上げ、最後まで首位を追い続ける位置にいた。

9月は、チームとしてもう一度勢いを上げた1か月だったと思う。

9月のチーム成績

  • 21試合
  • 13勝8敗
  • 勝率.619
  • 77得点
  • 53失点
  • 得失点差プラス24
  • 東京ドームでは8勝1敗
  • 9月19日終了時点で首位とゲーム差なし

8月は12勝14敗だったので、9月は勝敗でも大きく数字を伸ばした。

投手が抑えて接戦を取る試合もあれば、9月5日の広島戦で10得点、19日の中日戦で14得点、27日のヤクルト戦で11得点と、打線が一気につながる試合もあった。

1-0で勝った9月12日の阪神戦と、14-1で勝った19日の中日戦。

まったく違う形でも勝てたことが、9月の巨人の良さだったと思う。

野手MVPは泉口友汰

9月の野手MVPは泉口友汰。

ここはかなり迷わなかった。

9月は20試合に出場し、72打数27安打。

打率.375、2本塁打、16打点。出塁率.477、長打率.556、OPS1.032。

得点圏打率も.500だった。

泉口友汰の9月

  • 20試合
  • 72打数27安打
  • 打率.375
  • 2本塁打
  • 16打点
  • 10得点
  • 14四球
  • 出塁率.477
  • 長打率.556
  • OPS1.032
  • 得点圏打率.500

数字だけでもかなり良い。

それに加えて、印象に残る場面での一打が多かった。

9月6日の広島戦では本塁打を含む3打点。

18日の中日戦では0-0の9回にサヨナラ2ラン。

翌19日は14得点の打線の中で3打点を挙げた。

27日のヤクルト戦でも満塁から走者一掃の3点二塁打。

ヒットを打つだけではなく、四球も14個選んでいる。

9月は打率.375で出塁率.477。

打線の中でこれだけ高い確率で塁に出ながら、16打点まで残した。

今季は5月に打率.122と苦しんだ時期もあったが、6月以降は再び数字を上げてきた。

その中でも9月は今季一番と言っていいくらいの打撃だった。

9月の巨人野手から一人選ぶなら、泉口だったと思う。

松本剛の安定感も大きかった

泉口と合わせて、9月の打線で印象に残ったのが松本剛だった。

9月は20試合に出場して82打数25安打。

打率.305、6二塁打、9得点。出塁率は.360だった。

松本剛の9月

  • 20試合
  • 82打数25安打
  • 打率.305
  • 6二塁打
  • 9得点
  • 出塁率.360
  • 得点圏打率.353

シーズン終盤には1番で起用される試合も増えた。

長打を狙うタイプではないが、簡単に打席を終わらせず、ヒットや四球で塁に出る。

さらに9月は二塁打が6本あった。

松本が出塁し、泉口につながる形が作れると打線にも流れが生まれる。

8月も打率.283を残していたが、9月はさらに数字を上げて月間打率3割を超えた。

シーズン終盤に状態を上げてきたことは、残り試合に向けても楽しみにしたい。

若い野手にも楽しみが増えた

9月は主力だけではなく、若い野手にも楽しみな場面が多かった。

石塚裕惺は9月1日のDeNA戦でプロ初のサヨナラ打。

その後もスタメンで出場する試合があり、ヒットだけではなく四球を選ぶ打席も見られた。

守れるポジションも複数あり、今後さらに打席数が増えてほしい選手の一人になっている。

平山功太も1軍で出場機会を増やした。

9月27日のヤクルト戦では先発出場し、大量得点となった試合の中で存在感を見せた。

シーズン終盤になって若い選手が1軍の試合に出て、そのまま結果を残す。

今季だけではなく、来季以降を考えても楽しみが増える。

そして27日に1軍へ再昇格したリチャード。

昇格した試合でタイムリーを打ち、29日の広島戦では先制の2ランホームラン。

ホームランを打った時の飛距離はやはり魅力がある。

残り試合でも、もう何本か大きな当たりを見たい。

投手MVPは竹丸和幸

9月の投手MVPは竹丸和幸。

こちらもかなり迷わなかった。

9月は3試合に先発して3勝0敗。

18回2/3を投げて防御率0.48。

被安打10、奪三振28、与四球5、WHIP0.80。

竹丸和幸の9月

  • 3試合
  • 3勝0敗
  • 18回2/3
  • 防御率0.48
  • 被安打10
  • 奪三振28
  • 奪三振率13.50
  • WHIP0.80

9月4日の広島戦で勝利。

12日の阪神戦では村上頌樹との投げ合いの中、巨人が1-0で勝利した。

23日の広島戦でも勝利し、9月は登板した3試合すべてで白星。

8月は苦しい登板もあったが、9月はそこから一気に状態を上げた。

特に目立つのが28奪三振。

18回2/3で28個なので、奪三振率は13.50になる。

新人投手ということを考えなくても十分にすごい数字だと思う。

そしてシーズンでは11勝まで伸ばした。

今季ここまでローテーションで投げ続け、9月の優勝争いでも3試合すべて勝利。

1年目からここまで投げていること自体が大きい。

9月の投手MVPは竹丸にしたい。

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井上温大の安定感も続いた

竹丸と同じく、先発で良い投球を続けたのが井上温大。

9月18日の中日戦では8回4安打無失点。

0-0の試合を最後まで作り、9回の泉口のサヨナラホームランにつなげた。

25日の広島戦でも7回2/3まで投げた。

今季は年間を通してローテーションを守り、チームトップクラスの防御率と奪三振数を残している。

竹丸が9月に3戦3勝という非常に目立つ結果を残したため投手MVPは竹丸にしたが、井上も9月の先発陣では外せない存在だった。

最後までローテーションの中心として投げてもらいたい。

小笠原慎之介も9月に3勝

小笠原慎之介も9月は印象に残る登板が多かった。

特に9月6日の広島戦。

9回を投げ切り、4-0で完封勝利。

NPB復帰後初完封だった。

20日のヤクルト戦でも先発し、27日のヤクルト戦では11-0の勝利。

9月は3勝を挙げた。

7月に巨人へ加入してから少しずつ登板を重ね、9月は先発としてしっかり勝ち星を積み上げた。

竹丸、井上、小笠原。

タイプの違う左投手が3人ローテーションにいるのも面白い。

10月もそれぞれの投球を楽しみにしたい。

田中将大の好投も残しておきたい

9月19日の中日戦では田中将大が先発。

7回を投げて1失点。

打線も14得点と大量援護し、勝利投手になった。

シーズン終盤にベテランが先発で試合を作り、その試合で打線もつながる。

こういう試合も9月にはあった。

若い竹丸や井上だけでなく、田中将大のような経験のある投手もいる。

先発陣はいろいろなタイプの投手がそろっていると改めて感じた。

9月最後は戸郷翔征の好投

そして9月最後の試合で印象に残ったのが戸郷翔征。

9月29日の広島戦。

8回2/3を投げ、2安打1失点。

9回2アウトまでマウンドに立った。

打線ではリチャードが4回に先制2ラン。

戸郷がそのリードを守り続け、巨人が3-1で勝利した。

今季は戸郷にとって思うようにいかない時期もあった。

それでも9月最後の登板で、これだけ長いイニングを投げて相手打線を抑えた。

シーズンはまだ残っている。

この投球が10月につながってくれれば、先発陣にとってさらに大きい。

最後に戸郷らしい投球が見られたことも、9月の観戦メモとして残しておきたい。

9月のMVP

総合MVP:泉口友汰

打率.375、出塁率.477、OPS1.032。

20試合で16打点、得点圏打率.500。

9月18日のサヨナラ2ラン、27日の走者一掃の3点二塁打など、印象に残る一打も多かった。

打つだけでなく四球を選び、ほぼ1か月を通して打線の中心で活躍したことを一番に評価したい。

野手MVP:泉口友汰

月間27安打、打率.375。

出塁率.477という数字も含め、9月の巨人野手の中で最も安定して攻撃に絡んだ選手として選びたい。

打点16もチームへの貢献をよく表している。

投手MVP:竹丸和幸

3試合に先発して3勝0敗、防御率0.48。

18回2/3で28奪三振。

登板した3試合すべてで勝利し、シーズン11勝まで伸ばした。

新人としてではなく、9月の巨人先発陣で最も結果を残した投手として選びたい。

総合MVPは泉口にした。

竹丸の3戦3勝、防御率0.48もかなり迷う成績だった。

それでも泉口は20試合に出場しながら打率.375、OPS1.032を記録し、16打点。サヨナラホームランを含め、1か月を通して多くの試合で攻撃に絡んだ。

出場した試合数と打線への関わりの大きさを考えて、9月全体では泉口を一番に選びたい。

9月を終えて

13勝8敗。

9月は勝率6割を超え、首位とゲーム差なしまで迫った。

野手では泉口が月間打率.375、OPS1.032と素晴らしい成績を残し、松本剛も3割を超えた。

石塚、平山ら若い野手にも出場機会があり、月末にはリチャードが再昇格してホームラン。

投手では竹丸が3戦3勝、防御率0.48。

井上も安定した投球を続け、小笠原は完封を含む3勝。田中将大にも好投があり、最後の試合では戸郷が8回2/3を1失点に抑えた。

振り返ってみると、9月は本当にいろいろな選手の活躍があった。

シーズンも残りわずか。

9月に状態を上げた選手がそのまま10月にも活躍し、最後まで良い試合を見せてくれることを楽しみにしたい。

NEXT

次カードで見たい3つ

  • 1.打線で注目する点泉口友汰と松本剛を中心とした上位打線
  • 2.先発陣で注目する点竹丸和幸、井上温大、小笠原慎之介ら先発陣
  • 3.10月に楽しみにしたい点戸郷翔征とリチャードの9月最終戦からの流れ
DATA

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