2026年シーズンについての観戦メモ

【2026年シーズン総括】12球団を振り返る|球団MVPと巨人の1年、10/10開幕CSへ

2026年のプロ野球レギュラーシーズン全日程が終了しました。12球団それぞれの1年と個人的な球団MVPを振り返り、巨人の2026年をもう一段深く見ながら、10月10日から始まるクライマックスシリーズへつなげます。

2026年10月8日、阪神対ヤクルトをもって2026年のプロ野球レギュラーシーズン全日程が終了しました。

最後の試合はヤクルトが阪神に4-0で勝利。セ・リーグは阪神、パ・リーグはソフトバンクがリーグ優勝を決め、10月10日からはクライマックスシリーズが始まります。

今年も12球団それぞれに印象に残った選手、来季につながる選手、一年を象徴するような活躍がありました。

今回は2026年シーズンを12球団すべて振り返りながら、各球団から個人的に一人ずつMVPを選びます。その後、巨人の一年をもう少し詳しく振り返り、10月10日から始まるクライマックスシリーズへつなげます。

※この記事の「球団MVP」は公式表彰ではなく、成績や一年を通した存在感から個人的に選んだものです。

2026年プロ野球の最終順位

セ・リーグ

  • 1位 阪神:79勝62敗2分、勝率.560
  • 2位 巨人:76勝64敗3分、勝率.543、2.5ゲーム差
  • 3位 DeNA:71勝69敗3分、勝率.507、7.5ゲーム差
  • 4位 広島:61勝78敗4分、勝率.439
  • 5位 ヤクルト:61勝80敗2分、勝率.433
  • 6位 中日:60勝81敗2分、勝率.426

阪神と巨人は最終的に2.5ゲーム差。

DeNAまでの3球団が勝率5割を超えてクライマックスシリーズへ進みます。

パ・リーグ

  • 1位 ソフトバンク:91勝49敗3分、勝率.650
  • 2位 西武:79勝60敗4分、勝率.568、11.5ゲーム差
  • 3位 日本ハム:78勝62敗3分、勝率.557、13.0ゲーム差
  • 4位 オリックス:65勝76敗2分、勝率.461
  • 5位 ロッテ:63勝77敗3分、勝率.450
  • 6位 楽天:58勝84敗1分、勝率.408

ソフトバンクは91勝。

一方で2位西武と3位日本ハムはわずか1勝差で、ファーストステージでも接戦が期待できる組み合わせになりました。

セ・リーグ6球団を振り返る

阪神|球団MVP:佐藤輝明

リーグ優勝を決めた阪神。その2026年を象徴する一人を選ぶなら、やはり佐藤輝明でした。

最終成績は打率.306、39本塁打、106打点。

3部門すべてでリーグトップとなり、三冠王を獲得しました。

投手陣にも16勝の髙橋遥人、防御率1.85の村上頌樹、175奪三振の才木浩人とタイトルホルダーが並びます。

一人だけでなく、投打にリーグを代表する選手が揃ったことが阪神の強さだったと思います。

球団MVP:佐藤輝明

巨人|球団MVP:ライデル・マルティネス

76勝64敗3分で2位。

リーグトップクラスの投手陣を軸に、最後まで上位でシーズンを戦いました。

中でもライデル・マルティネスは57試合に登板して42セーブ、防御率1.38。

終盤にリードしていれば最後を任せられる存在がいる安心感は、一年間を通して大きかったです。

井上温大、竹丸和幸、田中瑛斗など投手陣には新しい軸も増えました。

巨人については後ほど詳しく振り返ります。

球団MVP:ライデル・マルティネス

DeNA|球団MVP:牧秀悟

3位でCS進出を決めたDeNAは、打線の得点力が目立った一年でした。

チーム557得点はセ・リーグ最多。

その中心となった牧秀悟は108試合の出場ながら打率.283、30本塁打、75打点を記録しました。

佐野恵太、度会隆輝らも並ぶ打線は、短期決戦でも一気に得点できる怖さがあります。

球団MVP:牧秀悟

広島|球団MVP:坂倉将吾

広島からは坂倉将吾を選びました。

140試合に出場して打率.251、15本塁打、74打点。

シーズンを通して打線の中心を担いました。

佐々木泰など今後中心となっていきそうな選手も多く出場し、来季へ向けても追いかけたい選手が増えた一年だったと思います。

球団MVP:坂倉将吾

ヤクルト|球団MVP:山野太一

ヤクルトでは山野太一の一年が印象に残りました。

25試合に先発して12勝4敗、防御率2.33。162回1/3を投げて152奪三振。

先発ローテーションの柱として一年を走り抜きました。

野手では増田珠が打率.293、岩田幸宏は39盗塁で盗塁王。

最終戦も阪神を4-0で破り、2026年を白星で締めています。

球団MVP:山野太一

中日|球団MVP:松山晋也

中日は細川成也が143試合に出場し、25本塁打、71打点。

打線の中心として一年間戦いました。

その中でMVPに選びたいのが松山晋也です。

45試合で31セーブ、防御率1.70。

試合の最後を任される投手として結果を残しました。

2027年へ向けて新しい体制も始まります。今季積み上げた選手たちがどう生かされていくのかも楽しみです。

球団MVP:松山晋也

パ・リーグ6球団を振り返る

ソフトバンク|球団MVP:栗原陵矢

91勝49敗3分、勝率.650。

数字だけを見ても、2026年のソフトバンクは投打の総合力が際立っていました。

チーム打率.261、707得点、162本塁打。投手陣もチーム防御率2.88。

その中でも栗原陵矢は142試合で40本塁打、118打点。

近藤健介も打率.309、32本塁打、108打点と素晴らしい成績でしたが、一年間の長打力と打点を考えて栗原を選びました。

球団MVP:栗原陵矢

西武|球団MVP:平良海馬

2位西武を支えた最大の強みは投手力だったと思います。

チーム防御率2.87はパ・リーグトップ。

その中心にいた平良海馬は23試合で12勝5敗、防御率1.36。146回を投げて141奪三振を記録しました。

隅田知一郎も10勝、防御率2.27。

先発陣の強さはCSでも大きな武器になりそうです。

球団MVP:平良海馬

日本ハム|球団MVP:レイエス

日本ハムは177本塁打でパ・リーグ最多。

長打力のある打線が今年も魅力でした。

レイエスは打率.313、32本塁打、82打点。首位打者も獲得しています。

投手では北山亘基が13勝3敗、防御率2.56。

投打ともにCSで注目したい選手が揃っています。

球団MVP:レイエス

オリックス|球団MVP:エスピノーザ

オリックスではエスピノーザが23試合に登板し、13勝6敗、防御率2.71。

149回1/3を投げて136奪三振。

先発ローテーションの中心として安定した一年を送りました。

球団MVP:エスピノーザ

ロッテ|球団MVP:山口航輝

ロッテで特に印象に残ったのは山口航輝でした。

113試合で打率.277、38本塁打、81打点。長打率は.602。

一発を期待できる打者として大きな存在感を残しました。

山口の長打力に加えて、西川史礁など次の中心になっていきそうな打者もいます。

2027年の打線を考えるうえでも楽しみな材料が残りました。

球団MVP:山口航輝

楽天|球団MVP:荘司康誠

楽天では荘司康誠を選びました。

25試合に登板して9勝9敗。159回を投げて171奪三振。

171奪三振はパ・リーグ最多でした。

野手にも宗山塁など今後の中心になっていく選手がいて、若い選手を追いかける楽しみも残っています。

球団MVP:荘司康誠

広告

巨人の2026年をもう少し詳しく振り返る

76勝64敗3分、2位でCSへ

巨人の最終成績は76勝64敗3分、勝率.543。

最終的な首位阪神との差は2.5ゲームでした。

交流戦でも10勝6敗2分と勝ち越し、シーズンを通して上位を走り続けました。

今年の巨人で特に印象に残ったのは、投手陣の厚さと、新しい選手が次々と戦力になったことです。

投手陣は一年を通して大きな強みになった

巨人のチーム防御率は2.80。

セ・リーグでは阪神の2.78に次ぐ数字でした。

先発では井上温大が23試合で10勝8敗、防御率2.02。

147回を投げ、146奪三振を記録しています。

数字だけを見ても、今季の先発陣を代表する存在でした。

そして新人の竹丸和幸。

22試合で11勝9敗、防御率3.27。126回2/3で142奪三振。

プロ1年目から二桁勝利。それだけでも十分すごいですが、一年間ローテーションの中心として投げ続けたことに大きな価値があったと思います。

途中から先発陣に加わった小笠原慎之介も結果を残し、戸郷翔征もシーズン終盤に良い投球を見せました。

リリーフでは田中瑛斗が61試合に登板し、42ホールド、45ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手。

堀田賢慎は41試合、防御率1.13。

そして最後には42セーブのライデル・マルティネスがいる。

先発からリリーフまで、それぞれ違った形で一年を支えた投手が何人もいたことが、2026年の大きな強みでした。

野手では長打と機動力、両方が見えた

打線ではダルベックが打率.252、25本塁打、81打点。

長打と打点で打線の中心を担いました。

一方で、今年の巨人は足を使える選手の存在も大きかったです。

浦田俊輔は118試合で打率.271、36盗塁。

松本剛は打率.274、17盗塁。

泉口友汰は打率.264、8本塁打、49打点、出塁率.345。

チーム全体でも99盗塁を記録しました。

ダルベックの長打だけではなく、松本、浦田、泉口らが塁に出て動く形も作れたことは、今季の巨人打線の特徴だったと思います。

佐々木俊輔も123試合に出場して10本塁打。

シーズン終盤には石塚裕惺、平山功太、笹原操希など若い選手を見る機会も増えました。

今季すでに1軍で力を見せた選手と、これからさらに出場を増やしていきそうな選手が同時にいることも、来季を楽しみにできる部分です。

巨人の2026年MVP

巨人については一人だけではなく、野手・投手・総合の3部門で選びます。

野手MVP:ダルベック

25本塁打、81打点。

打線の中で長打と打点を担い、一振りで試合を動かせる存在でした。

投手MVP:井上温大

10勝8敗、防御率2.02。

147回を投げ、年間を通じて先発陣を支えました。

総合MVP:ライデル・マルティネス

57試合で42セーブ、防御率1.38。

最後を任せられる存在として一年を通じて大きな安心感がありました。

ただ、竹丸の11勝、田中瑛斗の42ホールド、浦田の36盗塁など、ほかにも選びたくなる選手が何人もいました。

一人の大活躍だけではなく、いろいろな選手がそれぞれの役割で結果を残したことが2026年の巨人だったと思います。

10月10日からクライマックスシリーズ

レギュラーシーズンは終わりました。

ただし、2026年のプロ野球はまだ終わりません。

10月10日からクライマックスシリーズ・ファーストステージが始まります。

セ・リーグ

  • 巨人-DeNA
  • 東京ドーム
  • 第1戦:10月10日 14:00

パ・リーグ

  • 西武-日本ハム
  • ベルーナドーム
  • 第1戦:10月10日 14:00

ファーストステージは3試合制で、先に2勝したチームがファイナルステージへ進みます。

すべて2位球団の本拠地で開催され、勝利数が同じ場合は2位球団が勝ち上がります。

とにかく大きい第1戦。先勝チームの突破率は84%

短期決戦で特に注目したいのが初戦です。

2025年までのプレーオフ、CSファーストステージでは、第1戦に勝った37チームのうち31チームがファイナルステージへ進出しています。

突破率は84%。

3試合制という短期決戦だけに、最初の1勝が持つ意味はかなり大きい数字になっています。

巨人にとっても10月10日のDeNAとの第1戦は、シリーズ全体を考えて非常に大きな試合です。

今季の巨人対DeNAは巨人の13勝12敗。

ほぼ互角の25試合でした。

だからこそ、東京ドームで行われる最初の一試合がどんな展開になるのか楽しみです。

パ・リーグの西武対日本ハムも今季12勝12敗1分。

こちらもシーズン成績では完全に互角でした。

2026年から変わったファイナルステージのルール

今年からCSファイナルステージには新しいルールが導入されました。

通常はリーグ優勝チームに1勝のアドバンテージが与えられ、6試合制で行われます。

ただし、リーグ1位とファーストステージ勝者がレギュラーシーズンで10ゲーム差以上離れている場合、またはファーストステージ勝者の勝率が5割未満だった場合は、リーグ1位に2勝のアドバンテージが与えられ、最大7試合制となります。

セ・リーグは阪神と巨人が2.5ゲーム差、阪神とDeNAでも7.5ゲーム差なので、どちらが勝ち上がっても通常の1勝アドバンテージです。

一方パ・リーグは、ソフトバンクと西武が11.5ゲーム差、日本ハムとは13.0ゲーム差。

そのため西武、日本ハムのどちらがファーストステージを突破しても、ソフトバンクには2勝のアドバンテージが与えられます。

制度変更初年度から実際に適用されることになり、こちらも注目したいポイントです。

レギュラーシーズンは終了。それでも巨人の2026年はまだ続く

143試合を終え、2026年のレギュラーシーズンが終了しました。

阪神とソフトバンクがリーグ優勝を決める一方で、12球団それぞれに一年を通して印象に残る選手がいました。

巨人も井上、竹丸、田中瑛斗、浦田など新しい中心となる選手が増え、ダルベック、ライデル・マルティネスらも大きな力になりました。

76勝64敗3分。

2位で終えたレギュラーシーズンの先には、まだクライマックスシリーズがあります。

10月10日、東京ドームで始まるDeNAとのファーストステージ。

初戦を取ったチームの突破率は84%。

まずはその一試合。

2026年の巨人を、もう少し長く見られることを楽しみにしたいと思います。

NEXT

次カードで見たい3つ

  • 1.CS初戦で注目する点井上温大と東克樹で始まるDeNAとのCS第1戦
  • 2.ファーストステージの鍵初戦先勝チームの突破率84%という短期決戦の重み
  • 3.続く試合で見たいこと竹丸和幸、戸郷翔征らを含めたファーストステージの投手起用
DATA

Player Lensでデータを見る

観戦メモで気になった選手やチームの状態は、Player Lensの球団別ページや直近成績から見返せます。

※ Player Lensはこのサイト内のデータページです。

広告

X

Xでも短い感想を投稿しています

記事になる前の短い感想や、試合中・試合後に気になった場面はXでも発信しています。

匿名メッセージ

⚾ 匿名でひとこと送る

記事の感想や質問、「この選手を見てほしい」「こんなデータが見たい」など、プロ野球観戦メモ・PlayerLensへのひとことを匿名で送れます。